近隣小学校の校歌
作詞したのは…？

旭川ゆかりの詩人や歌人、著名な作詞家によって作られた市内と近郊の小学校校歌を集めたシリーズ展が、旭川文学資料館(旭川市常磐公園内)で6月10日(土)まで開かれています。

初回は朝日小、永山南小、附属旭川小など18の校歌を展示。中でも北鎮小学校は戦前と戦後の2歌を掲示しており、陸軍軍人で歌人でもあった齋藤瀏の手による詞が、坂本富貴雄によって愛と平和を伝える歌に変わった様子から、時代の変遷も読み取ることができます。このほか利尻町出身でビクター社の文芸顧問だった時雨音羽、登山家で「層雲峡」の命名者でもある大町桂月ら作詞家たちの、略歴や文学資料もあわせて紹介しています。「校歌展は今後も継続を考えています。廃校となった小学校の校歌など、ぜひ情報をお寄せください」と館長の三原一仁さん。

入館無料。午前10時から午後4時開館で、冬まつり期間中無休。また4月15日(土)に、全国の校歌を研究する須田珠生さんによる講演会も予定しています(申し込みは3月22日(水)から、定員50人)。問い合わせは同館(TEL.0166-22-3334)へ。

旭川文学資料館
旭川市常磐公園内常磐館(中2階)
TEL.0166‐22‐3334
休館日 日曜日、月曜日、祝祭日、年末年始
開館時間 10:00〜16:00