旭川市内のコンカフェ9店網羅
オタクカルチャー発信します

メイドカフェやアニソンバーなど、テーマパークのような非日常感に浸れる旭川市内9店のコンセプトカフェ(コンカフェ)を掲載した「旭川推し活まっぷ」が、現在無料で配布されています。

「萌え」という言葉が流行語大賞に選ばれ、都内ではメイドカフェが増え始め、いわゆるオタク文化が確立した2000年初頭。カフェはその後、他店との差別化を求めて特定のテーマや世界観を打ち出した多様なコンカフェとして発展していきました。今や全国各地に広がっており、旭川でもじわりと増えているこの文化をもっと多くの人に知ってもらいたいと作られたのが推し活まっぷです。

発行はオタク文化をこよなく愛する92(くに)さん＝上写真右＝。聖地・秋葉原を中心に、メイドカフェで推し活を続けて20年以上のベテランです。縁あって昨年旭川に移住してきた際、まちの規模に対してお店が多いことに驚いたそう。これは可能性しかないと思い立ち、すべて自費で製作しました。

A4サイズ2つ折りのマップには、9店のコンカフェと、実はオタク文化と親和性の高い2店のシーシャバーを掲載。見開きページではその内の4店を写真付きで紹介しています。掲載店の一つでこの日の取材場所となった「キュアリス」(旭川市4条通8丁目)は、サイバーパンク×かっこかわいいをコンセプトにしたカフェバーで、未来からきたメイド型ヒューマノイドが在籍する非日常な世界観が魅力。メイド長のかぐやさんは「日曜は昼から営業していて中高生や親子連れ、女子会などでの利用も多いんですよ」と話します。

「このようにオタク文化も一般的になってきました。気軽に行けるお店も多いので、自分の推しを見つけて楽しんでほしいですね」と92さん。マップは掲載店のほかイオン旭川駅内アニメイトなどで無料配布中。春には第2弾の発行を予定しており、掲載店と設置店を募集しています。問い合わせは92さん( 92.culture@gmail.com )へ。