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- 「心が育たないと柔道は強くならない」という信念で、子供たちを指導する葛西監督(左)
高校柔道男子の強豪、旭川龍谷の葛西大樹監督と、梅田誠部長らが、地域の小中学生のために新しい柔道少年団「旭川龍谷柔道クラブ」を設立しました。葛西監督は「柔道を通じて、子供たちが成長する場にしたい」と話しています。
旭川龍谷柔道部は82年全国高校選手権団体戦優勝、89年同準優勝など輝かしい実績を誇ります。昨年8月、校舎の東旭川町共栄への移転を機に、近くにあった旧・旭川第二中の校舎(旭川市東旭川町284)を柔道部の専用練習場として改修し、「虎の穴」ならぬ「龍の穴」として、全国の頂点を目指して日々練習に打ち込んでいます。
最盛期には10団体以上あった旭川の柔道少年団が、コロナ禍で激減したこと。教師の働き方改革で、学校の部活動が縮小傾向にあること。そうした社会背景から、「子供たちが柔道に打ち込める環境を用意してあげたい」と、同高の柔道部練習場を使って、新少年団を立ち上げました。
指導するのは葛西監督、梅田部長のほか、葛西監督の妻で明成高柔道部監督の綾子さん、高校時代に北海道チャンピオンになったこともある社会人の中島璃久さんの4人。同高の柔道部員が稽古をつけることもあります。
また運動能力が飛躍的に伸びるゴールデンエイジ(9~12歳ころ)の子供たちの成長をサポートするため、柔道だけでなく、ダンスやバランスボールを取り入れた運動、敏捷性を養うコーディネーショントレーニングも導入し、柔道に限らず、将来どんな道に進んでも役立つ基礎体力と運動神経の向上を図ります。
葛西監督と梅田部長は「少年団は、学校以外の仲間や、年上年下の子とコミュニケーションを図れるのがよいところ。柔道が強くなること以上に、礼儀作法や協調性など心を育てる指導をしたい」と話しています。
稽古は月・水・土・日曜。午後6時から7時は、勉強部屋などを自由に利用でき、7時からはコーディネーショントレーニング、7時20分から8時30分は柔道の稽古。土日は午前中、自由参加で稽古できます。会費などの問い合わせは梅田さん(TEL:090-8906-3570)へ。