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- 様々な職人の道具が並ぶ体験工房。今後は、ダイニングテーブルなど大型家具の製造も視野に入れています
旭川市内と近郊家具メーカーの製品を展示販売する旭川デザインセンター(旭川市永山2条10丁目1番35号)は、デザイン都市・旭川の産業観光拠点として、この4月にリニューアルしました。旭川家具の歴史を学ぶミュージアム、クラフト作品を紹介するギャラリー、木工体験工房の3つの施設を整備し、訪れる人に旭川の家具産業を俯瞰で伝えます。
旭川デザインセンターは、1000坪の空間に32のメーカーが作る1200点ほどの家具、クラフト製品を集約展示しています。今回2階に新設したのは、旭川家具の技術やデザイン、歴史を伝える「ADCミュージアム」。トンネル状になった通路の両壁面には歴代旭川家具の数々と、1990年から定期開催している国際家具デザインフェア旭川(IFDA)の受賞作品が並びます。
また1階には、地元職人による木工クラフト品のギャラリー兼販売コーナーが登場。時計や名刺ケースなど、職人の技術力が随所に光る上質な木製雑貨をセレクトしていて、おみやげやプレゼント品探しにぴったりのコーナーです。
さらに今回のリニューアルの中でも注目は、実際の木工制作を体験できるワークショップ工房です。カッティングボードやトレイなどの木工キットを数種類用意しており、職人の指導のもと、家族やグループで制作を楽しめます。現在のところ隔週日曜、午後2時からの実施。次回は4月23日、木のスプーン作り(1500円、60分、要事前予約)で参加者を募集しています。
「旭山動物園やラーメン村、男山、上野ファームとつながる、地域観光の一大ルートを築きたい」と意気込みを語るのは、旭川家具工業協同組合の代表理事・藤田哲也さん。「そして木育を交えた観光施設として、地域の子供たちの課外授業等に利用してもらえたら。産業の未来の担い手を醸成する場としても、ひと役かう存在になりたい」と続けます。
現在はまだソフトオープンの段階。6月17日から始まる旭川デザインウィークに向け、グランドオープンの準備を進めています。問い合わせは同センター(TEL:0166-48-4135)へ。