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- 5月末にグランドオープンする「大衆酒場ニューキャッスル」。手前中央が大野代表。後列の右から3人が日替わりで店長を務めます
平和通買物公園沿いの「ちょい飲み餃子酒場やをら」を経営する合同会社やをら(大野辰之伸代表)が、隣接する空きテナントで新しい飲食店の営業を始めます。イメージは東京・浅草のホッピー通りのように昼飲みが楽しめる大衆酒場。大野代表は「自分たちの世代がマチを盛り上げていきたい」と張り切っています。
30歳の大野代表は、まだ百貨店や複合アミューズメント施設があった買物公園のにぎわいを経験しています。昭和40年~50年代の活気も見聞きしたことがあり、旭川市民として、買物公園の歴史を誇りに感じていました。
平和通に昼飲みができる飲食店を開業したのは、人通りが減った買物公園の現状に心を砕いていたから。「地元の人や観光客が、昼間からマチに滞在して楽しめる場所を作りたかった」と話します。
新店舗は、一昨年閉店した「オモチャのたもちゃん」だった場所。たもちゃんの看板は、経営者だったお母さんの許可をもらってそのまま残しました。「買物公園のたもちゃんは、旭川市民にとって原風景のひとつ。懐かしさに心が和むような酒場にしたい」とコンセプトを語ります。
新店舗「大衆酒場ニューキャッスル」では、80年代歌謡曲が流れる店内で、ザンギ、牛筋の煮込みなどの居酒屋メニューを提供します。資金をクラウドファンディングで募るなど、開業は自分ひとりでは無理だったと語る大野代表。その志に賛同したカフェやバー経営者など同世代の仲間3人が日替わりで店長を務めます。
大野代表は「時代に応じて変化は必要だけれど、いいものは残して、次へとつなげるのは自分たち世代の使命。そんな仲間をどんどん増やしていきたい」と力を込めます。
現在はプレオープン中で、グランドオープンは5月25日(木)。営業は午前11時~午後10時。昼は丼もの、グリーンカレーなどランチメニューも提供します。不定休。問い合わせはニューキャッスル(TEL:0166-74-4646、旭川市3条通7丁目)へ。