内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
中富良野町地域おこし協力隊の鵜飼亮子さんが、7月にクラフトビールの醸造所「NAKAFURANO BREWERY」(中富良野町北町9-2)をオープンしました。ビアバー「タップルームTHE DAY」を併設し、できたてのビールを提供しています。
神奈川県出身の鵜飼さんが北海道にやってきたのは大好きなスノーボードがきっかけ。中でも雪質が良い中富良野町に魅力を感じ、一昨年の4月から協力隊として活動を始めました。
神奈川や都心部には個性豊かなクラフトビールの醸造所が多く、旅行など訪れた先々でその土地の味を楽しんできましたが、北海道に来てからは機会が減少。それを残念に思い、「この町にはたくさんのおいしい農作物があるのだから、ここならではの味に出合う楽しみを伝えたい」と、開業を決意しました。
発酵タンクは4本あり、十勝岳連峰の湧き水と地元産ホップをベースに、現在は副原料に近隣の提携農家から仕入れるラベンダー、メロン、ハチミツ、お米、地酒の酒粕を使用した6種のビールを製造しています。ラベンダービールは後味にほんのり花の香りを感じるスッキリとした飲み口。メロンビールは夏場のみの限定製造で、赤肉のメロン果汁をたっぷり混ぜ合わせた甘くジューシーな味わいが特徴です。今後はブルーベリーのフレーバービールや落花生の黒ビールにも挑戦する予定です。
「タップルームTHE DAY」の営業は午後5時(土日は午後1時)から10時、月・火曜定休。グラス売りのほか、ボトルビールも販売しています。前日までの予約で町内の無料送迎サービスを実施。今後は山好きの鵜飼さんがセレクトするアウトドアグッズの販売や、山頂で樽生ビールを楽しむ企画も考えています。
鵜飼さんは「中富良野の味覚が詰まったビールで町を盛り上げていけるように精一杯頑張ります。9月16日から18日にはJR旭川駅前広場の駅マルシェにも出店しますので、ぜひいらしてください」と笑顔を見せます。問い合わせは中富良野ブルワリー(TEL:050-8888-5592)へ。