福井県・鯖江めがね産業の祖
増永五左衛門さんを語る会

明治時代に福井県鯖江市でめがね産業の礎を築いた増永五左衛門さんについて語る会が、11月12日(日)・13日(月)にアイウェアショップ北斗(旭川市大町1条3丁目)で開かれます。語り部は五左衛門さんのひ孫で、(株)マコト眼鏡代表取締役の増永昇司さん。来月には五左衛門さんを題材とした映画「おしょりん」が全国で公開され、今後ますます注目が集まる中での貴重な機会となりそうです。

農業が中心産業だった福井県で、地元の人々の暮らしを向上させようと五左衛門さんが外部から職人を招いたのが、この地域でのめがね製造の始まりです。第二次大戦後の需要の高まりとともに技術が高まり、1983年に世界で初めて軽くて丈夫なチタン製フレームの開発・製造を始めたことで、現在に繋がる国際的産地としての地位を築きました。

当日は昇司さんが、五左衛門さんの人柄が伺える日常のエピソードなども交えながら、めがね作りに対する思いや会社の歴史を語ります。また良質なめがねがどういった工程を経て作られているのか、各段階のサンプルを使って解説します。

マコト眼鏡が手がけるセルロイド製めがね「歩(AYUMI)」シリーズを販売する北斗で広報を担当する大川めぐみさんは「毎日使うものだから、職人が手作業で作るいいものをこの機会にたくさんの人に知ってもらいたい」と話しています。

語る会は、12日(日)午後2時～3時半と、13日(月)午前10時～午前11時の2回実施。12日は昇司さんへの質問も受け付けます。参加無料。各日先着20人で要予約。問い合わせは同店(TEL：0166-53-8888)へ。