つぶらな瞳の「雪の妖精」
生態伝える巡回展

北海道の森林に住む人気の野鳥・シマエナガの生態を紹介する巡回展が、12月29日(金)まで旭川市科学館サイパル(旭川市宮前1ノ3)で開かれています。

つぶらな瞳と小さなくちばし、真っ白でふわふわな羽毛に包まれた愛らしい姿から「雪の妖精」と呼ばれるシマエナガには、わずか8グラムという小さな体で厳しい寒さを耐え抜くユニークな生態や独特な行動があります。その特徴を伝えようと、身を寄せ合って寒さをしのぐ「シマエナガ団子」の模型や、鳥の羽やコケをクモの糸で編み上げて作る巣をはじめ、道内の生息エリアや群れの継承などについてパネルで解説しています。さらに季節ごとの暮らしぶりを捉えた写真も展示。

学芸員の川辺英行さんは「最後にはクイズも用意しました。この展示をきっかけに、彼らが暮らす自然や生態系に関心を持っていただけたら。会場横では、エゾヒグマの生態ブースもあります」と話しています。観覧無料。問い合わせはサイパル(TEL：0166-31-3186)へ。