がんと共に生きる社会に
日本対がん協会会長の講演会

予防医学に力を入れる旭川市の吉田病院は、6月8日(土)午後2時から大雪クリスタルホールで、「人はがんとどう向き合うか」をテーマに医学講演会を開きます。

講師は、がんの専門医で国立がんセンター名誉総長を務める、日本対がん協会の垣添忠生会長＝写真＝。垣添会長は最愛の妻を小細胞がんで亡くした経験を持ちます。その体験や心の軌跡をつづった著書「妻を看取る日」は、テレビドラマとしても放送され、多くの反響を呼びました。

講演会では、近年のがんの原因や種類を紹介するほか、自身の経験を交え、がん患者や支える家族の人生観についても語ります。また、会場には午後1時から骨密度や動脈硬化指数を測定する体験ブースが用意され、保健師らから健康づくりに関するワンポイントアドバイスがもらえます。

「先生ご自身も大腸がんと腎臓がんを経験しています。がんを経験した人、克服した人、支える家族など、さまざまな人に聴いていただき、この病気について考え、向き合うきっかけになれば」と担当者。入場無料。予約不要。問い合わせは同院医療連携室(電話0166・25・9661)へ。