旭川の映画文化を支え続けて28年
最後の上映会「家へ帰ろう」劇場のスクリーンで感動を共に
旭川映画村
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「やっぱりお金を払って楽しむぞ!と予定を立てると意識も違いますよね」と映画館で映画を見る醍醐味を語る大谷さん28年にわたって活動してきた映画自主上映グループ「旭川映画村」が、6月23日(日)にシアターカンダで開く上映会を最後に、活動を終了します。これまで上映した作品は約140本。地方都市で独自の映画文化を発信し続けてきました。
旭川映画村は、平成2年に当時の永山サティ(現:イオン旭川永山店)の文化事業として、映画評論家の白井佳夫さんによる名画の鑑賞会とトークサロンがきっかけで誕生しました。サロンは1年で終了しましたが、その活動を引き継いだのが、現在の映画村です。
旭川でなかなか見ることができない作品を、初期には月に1回、その後は年3~4回のペースで上映。配給会社に掛け合い、チラシ作成や会報誌の発行、上映会の運営まですべて手弁当で行ってきました。「スクリーンで感動を共有したいという思いでここまで走ってきました」とメンバーの大谷淳子さんは振り返ります。
この間、市内にあった映画館が軒並み閉館してシネコンがオープン。旭川劇場の最後には、映画への愛に満ちた「ニュー・シネマ・パラダイス」を主催上映して花を添えました。その後も良質な中規模作品を中心に、旭川の映画ファンに紹介してきましたが、近年は、メンバーの減少や高齢化が進み、活動終了を決めました。
ラストを飾るのは、スペインとアルゼンチン合作の映画「家へ帰ろう」。アルゼンチンに住む88歳の仕立屋が、70年前にホロコーストから命を救ってくれた親友に、自分が仕立てた「最後のスーツ」を渡す旅に出るというストーリーです。上映は午前11時、午後1時半、午後4時の3回。チケットは一般前売り1200円(当日1500円)、高校生以下1000円。問い合わせは旭川映画村(電話0166・23・3623)へ。
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