旭川医大で経験を積んだ
若手医師らが開院

5つの医療機関が集まる複合施設「旭川メディカルヴィレッジ」が、今月完成しました。令和3年に全館オープン予定で、現在は2つのクリニックが運営を始めています。　

十川眼科の十川健司院長は旭川医大を卒業後、同大の眼科医局長や講師を歴任。網膜疾患を中心に白内障や緑内障など数多くの手術を行ってきました。「大学病院と同じ機器も導入し、旭川医大と親密に連携をはかっていきます。これまでの経験を活かした地域医療を提供したい」と院長。

のむらひふ科耳鼻咽喉科甲状腺クリニックの野村研一郎院長は、同じく旭川医大を卒業後、道内の中核病院を経て旭川医大耳鼻咽喉科・頭頸部外科に勤務。専門は甲状腺疾患で、術創が目立ちにくい内視鏡下手術に力を入れています。一方、野村和加奈副院長は皮膚科を担当。群馬大医学部を卒業して旭川医大皮膚科に入局、その後市立旭川病院皮膚科医長、診療部長を歴任しました。「子連れの方も安心して来ていただけるクリニックにしたい」と自身も2人の子供を育てる副院長。今後はシミやシワ対策のレーザー治療にも取り組む予定です。

一角には道内7店舗を展開するイチフジ薬局もオープン。薬品の選択や分包を自動で行う調剤ロボットを導入し、「薬剤師の手が空いた時間を、服薬指導などにあてたい」と話します。来春開院予定の奥山整形外科は一般診療に加え、リハビリやリウマチ、手の治療にも力を入れます。令和3年には内科も開院予定。敷地内には無料駐車場80台分あり。問い合わせは各クリニックへ。