愛をたたえたダムカレー
歴史とともに味わって

東神楽町など旭川近郊3町にまたがる忠別ダムの魅力をアピールしようと、ギャラリー喫茶「ゆい・ゆい本舗」(東神楽町ひじり野北1条3丁目)が、「忠別ダムカレー」を開発しました。

忠別ダムは岩石や土砂を積み上げたロックフィルダムとコンクリートの自重で水圧に耐える重力式ダムを組み合わせた、全国でも珍しい型式。大雪山系を映し出すダム湖の美しさと相まって、観光名所の一つに数えられています。

忠別湖を模したルーは地元野菜の旨味でダムのように深い味わい。トッピングのいももちで旭岳を、地元・吉原農場の「雪アスパラ」で豊かな樹木を表現するなど、忠別ダムの魅力を再現しました。すでに全国のダムファンからSNSなどで多くの声が寄せられています。同店オリジナルのダムカード付きで850円。

1月31日(金)まで、ダム建設当時に水没した忠別地区の記録映像や絵画を見られる「ダム・だむ・DAM展」も実施。同店を経営するNPO法人ゆい・ゆい理事長の野々村さん(写真右)は「沈んだ忠別地区の歴史も魅力の一つ。多くの人に忠別ダムの奥深さを伝えたい」と意気込みます。問い合わせは(電話0166・76・4237)へ。

同店では1月18日(土)正午から、動画「わがふるさとは永遠に～忠別ダム水没地の記録」上映会も行います。30分ほど動画を鑑賞したあと、ダムカレーを実食。鑑賞は無料ですが、食事代のみかかります