3社の新作キッチンを中心に
旭川家具で広がるスタイル

旭川市内と近郊家具メーカーの製品が集まる旭川デザインセンターは、今月から新たな企画展「COOK＆EAT―自宅で楽しむ食事時間―」を開いています。

「新型コロナにより家で過ごす時間が増えました。近年の健康志向と相まって、家庭での料理に前向きにチャレンジする人はさらに増えそうです。今回は3社の新作キッチンをメインに各メーカーの家具を組み合わせて、3つのテーマで豊かな食の時間を表現しました」と同センターのアドバイザー・村田一樹さん。

トドマツの三層パネルを使った(株)大雪木工のキッチンは、白っぽい色合いと美しい木目がナチュラルな印象。高さを低めに設計した円形のテーブルやチェアを合わせ、軽やかでリラックスした空間を作っています。

独身者や二人暮らし向けには、(有)インテリア北匠工房がまるでドレッサーのようにコンパクトなキッチンを設計しました。開閉式の天板を開けると、シンクと作業スペースが現れます。同社の4人用カンディハウスの伸縮式ダイニングテーブルなどを合わせ、ミニマルながら上質な住空間を表現しました。

一転、(有)ワカサが手掛けたのは思いきりラグジュアリーなキッチンです。高級感のあるダークカラーのワイドなオープンキッチンで、ホームパーティーにも対応できる3メートル近い大型テーブルや、同じく黒塗装のテーブルも展示しています。

ルイスポールセンの照明や愛知県の食器メーカー「マルミツポテリ」のアイテム、北欧雑貨を取り入れたコーディネートも見どころです。展示は来年の3月28日(日)まで。問い合わせは旭川デザインセンター(☎0166-48-4135)へ。