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- 極寒の朱鞠内湖で珈琲を味わう石原館長(左)ら
旭川市買物公園のファッションビルOKUNOの石原嘉孝館長が、「北海道に生きる」をテーマに、動画投稿サイトのユーチューブで動画配信を始めました。その最新シリーズ「野点珈琲」では、深雪の神楽岡公園や朱鞠内湖で、過酷なロケを敢行。「撮影を通じて、北海道の魅力に迫り、生きていることを実感する。だから人生は面白い」と意欲にあふれています。
昨年10月に開設した「IT’s OKUNO channel」。旭川近郊の食や文学に着目したり、オーダースーツの楽しみ方の紹介、親交のある椅子研究家の織田憲嗣さんへのインタビューなどが配信されています。
高校まで大阪で過ごした石原館長は、大学進学を機に北海道へ。広告会社勤務などを経て、OKUNOの経営に携わるようになりました。コロナ以前は、頻繁に訪れていた東京、大阪、札幌など大都市への出張が一気に減り、「疫病に対する都市の脆さを実感した。同時に、ここに根を張って生きようという覚悟ができた」と語ります。
ユーチューブチャンネルを開設したのは、「コロナ禍で、生活や仕事のスタイルががらりと替わり、自分自身の凝り固まった価値観のワクを超えて、新しいことに挑戦しよう」という心境に至ったのが動機の一つ。「スマート(理知的に)に楽しく面白くというのが私の人生哲学。ファッションもその一部だし、身近にこんな素晴らしい自然があることにこの歳になって気づいた」。
「野点珈琲」は、石原館長が地元の自然を感じられるロケーションへ出向き、そこで珈琲を淹れてアシスタントの女性をもてなすという内容。2月中旬に撮影した朱鞠内湖では、突風に煽られたテントが50メートル近く飛ばされたり、用意したホットサンドが焼き器にこびり付いてぐちゃぐちゃになるなど、ハプニング続出でしたが、そんなハプニングも高らかに笑い飛ばす館長のキャラクター全開の一本に仕上がっています。
石原館長は「大自然の中で優雅に珈琲を飲む。一見、エレガントに見える動画も、そこにたどり着くまでの困難も含めて北海道の魅力。今は動画のために週1回、スポーツジムに通って体力を付けています」と本気のご様子。
熟練の冒険家のような気迫さえ漂う石原館長の突破力を目撃したい方は、「IT’s OKUNO channel」と検索すれば鑑賞できます。