現代に生きる私たちへのメッセージ
旭師思想弾圧事件から80年
三浦文学館で寄贈資料公開
三浦綾子記念文学館
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- 松本さんの書斎から見つかった講演原稿。「最後のメッセージを、現代を生きる多くの方々に届けたい」と学芸員の小泉さん
太平洋戦争中に旭川市内で起きた思想弾圧事件「生活図画事件」の被害者・松本五郎さんが遺した最後の講演原稿が、三浦綾子記念文学館で公開されています。
戦時中、旭川師範学校(現・北海道教育大学旭川校)の学生で、美術部員だった松本さんは、読書やレコード鑑賞を楽しむ学生の姿を描く生活図画の制作に取り組んでいました。「あるべき姿を表現し、よりよい生き方を追求、どんな環境でも明るく正しく生きよ」という恩師の教えからでしたが、批判や言論の自由を恐れた当時の政権が共産主義思想を広めるものとして弾圧。同校と旭川中学校(現・旭川東高校)の美術教師や学生ら26人が検挙されました。
独房の中で恫喝による自白強要を受け有罪判決、学校は退学となり、非国民のレッテルを貼られた松本さんは、昨年10月に99歳で亡くなるまで、事件の生き証人として各地でこの体験を語り続けました。
会場には、2019年5月14日に予定していた東京芸大での講演に向けた原稿や、美術部時代の作品などが展示されています。新聞記事で原稿の存在を知った同館の担当者が、長女の前谷弘子さんに寄贈を依頼。同じく思想弾圧があった「北海道綴方教育連盟事件」を題材に三浦綾子さんが小説「銃口」を書いたことから、「父も喜ぶはず」と文学館に所蔵されました。推敲が重ねられた肉筆の原稿からは、表現の自由が再び脅かされないようにという真摯な願いが窺えます。
展示は5月23日(日)まで。開館は午前9時から午後5時。入館料金は大人700円、学生300円、小中高生無料。問い合わせは同館(☎0166-69-2626)へ。
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旭川が生んだベストセラー作家 三浦綾子のすべてをご紹介しています。
住所:旭川市神楽7条8丁目2番15号TEL:0166-69-2626/定休日:6月〜9月:無休
10月〜5月:毎週月曜日
12/30〜1/4:年末年始休館/駐車場:あり:無料30台 大型バス7台
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