エドワード・ゴーリーの世界
女性ダンスチームが表現

関西を中心に活動する女性ダンスチーム・ジョッカルが、初の単独公演「おぞましい二人」を5月9日(日)午後6時からココデで開きます。

旭川出身のチカコさんと奈良県出身のミサさんの二人組ユニット。互いに高校を卒業後、進学した大阪のダンス専門学校で出会い、2011年に結成しました。ジャズとストリート、それぞれ違うバックボーンを持ちながらも在学中に学んだハウスダンスで頭角を現し、コンテストでも好成績を収めるなど着々と実績を積んできました。

結成から10年経ち、現在は「生と死についてなど、内面から湧き出たものを頭で考えることなく形にするシュルレアリスムに着目しています」と語る二人。コンテンポラリーや舞踏といった新たなジャンルも積極的に取り入れ、型にはまらない二人だけのスタイルを追求しています。

公演では、米国人絵本作家エドワード・ゴーリーの大人向け絵本「おぞましい二人」の世界観を舞台化します。「この絵本、本当におぞましいんです。捉え方も読む人によって全く変わってしまう、そんなもどかしさを共有する場にできれば」とミサさん。絵本を読んで感じた独自の解釈を体現した振り付けや、その場の空気感でつくり上げる即興ダンスを披露する予定です。

また上演後には二人と歓談する時間もあり。「踊りを映画や絵画と同じように、アートの一環として気軽に楽しんでもらいたい」とミサさん。チケットは当日3000円。前日までメール( jokkal819@gmail.com )で事前予約が可能です。問い合わせはミサさん(☎090-8987-3324)へ。