旭川信金の企業パンフ
学生が編集・デザインを担当

旭川市内近郊の高校生と大学生ら11人が、昨年5月から制作を続けていた旭川信用金庫のリクルートパンフレット「旭川しんきんポケット図鑑」が、3月に完成しました。

市内の英会話教室「HTCs(エイチティーシーズ)」代表の芳野順哉さんと、旭川出身で企業ブランディングなどを手掛ける安食(あんじき)真さんが運営する、子供の職業体験と地元企業のPRを掛け合わせた参加型イベント「こどもPR」の一環。学生が意外と知らない地元企業のことを知る機会を作りたいと、2021年の1回目は、小学生から中学生が記者やライターとなって、旭川小型運輸の企業パンフレットを制作しました。

2回目の取り組みとなる今回は、就職希望者向けの説明資料として、全15ページの小冊子を制作。収入や支出、ローンに関する話題や、採用にまつわる自社PRを中心に、若い世代に知ってほしい「人生に関わるお金のはなし」を盛り込んでいます。学生たちは信金側の生原稿をベースに、編集やデザインを担当。信金の担当者と意見交換をしながら、学生目線で欲しい情報を精査し、使用する色やフォントにも若者の声を反映しました。すでに実際の採用活動や、同社が開く金融教育のイベントで活用されています。またこの企画への参加をきっかけに高校生メンバー2人が入庫するなど、この取り組み自体も企業の採用にプラスの影響を与えています。

「就職希望者だけでなく、学校の授業などにも活用してほしい」と芳野さん。完成したパンフレットは希望者に配布しています。問い合わせは旭川信用金庫課題解決推進部(TEL：0166-26-1175)の佐藤さんへ。