公立化後初の大学祭
学生たちの元気な姿見て

旭川市立大学と旭川市立大学短期大学部が公立大学になって初めての大学祭「旭辰祭～新たな幕開け～」が6月10日(土)・11日(日)に開かれます。コロナ禍に入学し、リモート講義が続く中、本格的な学祭運営は初めての実行委員長の経済学部3年佐藤佳亮さんは「元気な大学の姿を地域の人たちに見てほしい」と話しています。

旭辰祭は、新型コロナウイルスが広がった2020年から2年連続で中止になり、昨年は学校関係者だけに入場制限して実施しました。運営のノウハウは代々、先輩から直接引き継いできたため、書類などでは残っておらず、「テントなどの資材をどのくらい発注すればよいのか、規模感が分からず苦労しました」と佐藤さんは話します。

大学の職員や、音響、電気工事会社など、過去の大学祭を知る業者のアドバイスを受けながら、実行委17人で手分けして準備を進めてきました。

ことしは対外的なPRにも力を入れました。旭大生がよく利用する近隣のショッピングセンターや居酒屋などにポスターを掲示してもらったほか、ラジオやケーブルテレビなどメディアにも積極的に出演。「公立大学になったからこそ、地域とのつながりをこれまで以上に意識した」といいます。

大学祭は午前11時(11日は午前10時)～午後8時まで。ゼミやサークルの露店が立ち並ぶほか、ビンゴやクイズ大会、吹奏楽や軽音ライブなどのステージイベントが繰り広げられます。「タイムマシーン3号」らが出演するお笑いライブは10日正午から。観覧無料。問い合わせは旭辰祭実行委(TEL：0166-48-3121)へ。