「捨てない」という選択肢
不要な古着や古布、
コインランドリーで回収
株式会社キョクサン
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- ひまわり旭町店に設置した200リットルのボックスで回収を呼び掛ける山崎さん
繊維リサイクルの道内大手で、工業用雑巾(ウエス)を製造・販売する株式会社キョクサン(鷹栖町7線11号)は、旭川市内のコインランドリーに、家庭で不要となった衣類や布地などを持ち込める回収ボックスを設置し、繊維ごみのリサイクルを呼びかけています。
キョクサンは、自社で回収した古着や古布などを原料とするリサイクルウエスを製造していて、これまで市の公共施設など35カ所を拠点に繊維ごみの回収を行ってきました。しかし資源ごみとして認知度の高い段ボールやペットボトルとは違い、繊維ごみの回収率は著しく低く、そのほとんどが家庭でごみとして捨てられ、焼却や埋め立て処分となっています。
繊維ごみをリサイクルすることは、処分費用だけでなく環境負荷の軽減にもつながることから、この取り組みをもっと身近に感じてもらいたいと旭川市の不動産会社(株)ハスコムに協力を仰ぎ、昨年11月から同社が運営するコインランドリーに回収拠点を設けました。当初は試験的な運用として2店舗のみの設置でしたが、年末需要もあり多くの古着や古布が集まったため、現在は「ひまわり」南6条店、豊岡店、旭町店、「H2Wash!」春光店、東光店、「はなこ」豊岡店の6店に拡大し、さらに今後は富良野や士別などの市外店舗にも設置を進める予定です。
素材は問わず、回収する品目はTシャツやジーンズなどの古着に、タオルやシーツ、布団カバーなどの古布。集めた繊維はカンボジアにある自社工場で選別され、傷みが少ない衣類は東南アジア各地で古着として販売し、それ以外のヨレやシミ、ほつれなどがある衣類や古布をウエスの原料として再利用します。
「繊維がリサイクルできることを知らない人がほとんど。コインランドリーに洗濯に行く際に、この回収ボックスのことを思い出していただければ」と同社の山崎本部長=写真=。ボックス付近に回収できる品目を記したポップを設置しているので確認の上持ち込みを。問い合わせは(株)キョクサン(TEL:0166-87-3187)へ。
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