美瑛在住の坪井さんが初の写真展
移住者、農業者の視点で
美瑛の丘の日々を切り取る

- 「まだ見たことのない美瑛の丘の魅力を伝えたい」と語る坪井さん

- 寒暖差の大きい季節に見られる朝もやに包まれた美瑛の丘(坪井さん提供・ドローン撮影)
美瑛町で新規就農を目指して農家で勉強中の坪井智洋さんの写真展「The Art of」が、4月23日(火)から5月6日(月祝)まで、美瑛町北町1丁目のカフェ「YOMU」で開かれます。美瑛の美しい丘の風景を、農家の視点でとらえたユニークな展示会です。
2年前に家族で美瑛町に移住した坪井さんは、有機野菜の味に引かれ、ボランティアで農家の手伝いをするようになりました。お礼にもらう野菜がまたおいしくて、自然と農家を目指すようになったといいます。知人の影響でカメラも始め、農作業のない早朝や夕方に写真を撮りためるようにもなりました。最初は丘の風景を撮影していましたが、どこかで見たことがある作品ばかりでつまらないと感じ、せっかく農作業をしているのだからそれを被写体にしようと思い立ちました。
農作業を近くで撮影したり、畑でドローンを飛ばしたりするためには、土地の所有者の許可が必要ですが、坪井さんが就農を目指して修行中であることを知ると、みな快く許可してくれました。作品は昨年グループ展で発表。「農家の方が、自分の仕事が美瑛の風景につながっているんだと感激してくれました」と喜びを語ります。
坪井さんが美瑛の丘を撮り続けるのは、もうひとつ理由があります。かつて秋の風物詩だった、収穫後の豆を積み上げて自然乾燥させる「ニオ積み」など、変わりゆく丘の風景を写真に残したかったからです。
写真展では、そうした風景をはじめ、農作業を中心に美瑛の丘で働く人々の日々の営みをとらえた作品20点ほどを展示します。レタッチソフトで写真を重ね合わせて、動きのある自然現象を一枚で表現した絵画のような作品もあります。坪井さんは「新規就農を目指す移住者の視点で切り取った美瑛の丘の日常です。ポストカードなどの美しい風景写真とはまた違った美瑛の魅力を感じてほしい」と話しています。
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