松重豊さんエッセイ本
おいしいパネル展

俳優の松重豊さんのエッセイ「たべるノヲト。」の挿絵を手がけた旭川在住のイラストレーターあべみちこさんのパネル展が、コーチャンフォー旭川店(旭川市宮前1条2丁目)で開かれています。

雑誌「クロワッサン」の連載を一冊にまとめたエッセイには、松重さんの極貧時代を支えてくれた思い出の味や収録先で出会った逸品、四季折々の好物、食べものに対する素朴な疑問や秘密の食べ方、最近のブームなど、独自の視点で食にまつわる記憶を綴っています。収録された品数は50品以上。挿絵は、「文章とは違っても、それを楽しく裏切ってください」との松重さんのリクエスト通り、あべさんが文章を読んで思い描いた食べ物を自由に描いています。

「おなかを空かせて、においを嗅ぎながら描きました。そうするとおいしく描ける気がして」とあべさん。本に収録しているものの中から、おにぎり、焼き鳥、サバの味噌煮、メロンなど16点をパネルで展示しています。

同店の藤川紀子支店長は「まちの本屋さんは地域の文化を下支えする場所。今後も地元のクリエイターさんの活動を発信していきたい」と話しています。パネル展は来年1月中旬頃まで。