- 次回の販売イベントに向けて、試作した干し芋の燻製を食べ比べて、調理方法を検討する「おいも!LOVERS」のメンバーたち
旭川圏のサツマイモを通じて生産者と生活者を結ぶ取り組み「スイート・イモベーション・プロジェクト」が始動しました。主宰する旭川公園ゲストハウスの松本浩司さんは「サツマイモは品種が多く、食べ方も多彩で、地域を盛り上げる力になる可能性がある。イベントや加工品開発を通して、サツマイモの魅力を広めたい」と意気込みます。
プロジェクトが生まれたきっかけは、ライターとしても活動する松本さんがサツマイモの生産者を取材したこと。温暖化が進み、需要が高まっていることでここ数年、旭川でもサツマイモの栽培が広がっています。栄養価が高く、料理やスイーツにも加工しやすいサツマイモの可能性を感じた松本さんは、農家のお母さんたちや、料理教室講師、地域活動に取り組む高校生らと「おいも!LOVERS」を結成。地元のサツマイモの魅力を発信するため、今年2月と3月に加工品販売イベントを開催しました。
イベントでは、サツマイモの炊き込みご飯、縦に薄くスライスしたチップス、サツマイモの麹で自然な甘みを加えたクッキーなどを販売。「素材の味がしっかり感じられる」「食感が楽しい」など好評でした。しかしアンケートでは、約半数が旭川周辺でサツマイモが栽培されていると知らなかったことも明らかになりました。
日々試作品を手がける松本さんの妻の茜さんは「地元の人が地元のサツマイモを食べる機会はまだまだ少ない。流通を促すことを夢見てイモ活を広め、ファンを増やしたい」と力を込めます。
おいも!LOVERSのメンバーで、発酵ソムリエの曽川美穂さんは「サツマイモは食物繊維が豊富で、腸活にも役立つヘルシーな食材なので、もっと多くの人に取り入れてほしい」と語ります。また、高校生の荻生さんは「旭川の農業をもっと知りたくて、プロジェクトに参加しました。地域の魅力のひとつを見つけることができてうれしい」と声を弾ませます。
松本さんは「サツマイモを通じて、生活者が生産者を応援する機運を盛り上げたい。耕作放棄や農福連携にも貢献できれば」と話しています。
次回は、4月12日(土)午前10時~午後3時まで、旭川市市民活動交流センターで開かれる「mamarket」で、干し芋とクッキーを販売します。また翌13日(日)の「あさひかわ白樺樹液まつり」にも参加します。