- 「地元で育んだ原点を胸に臨みたい」と意気込みを語る林さん
カナダの作家ルーシー・M・モンゴメリーの代表作を原作とした劇団四季のミュージカル「赤毛のアン」の全国公演がスタートしました。5月20日(火)には旭川公演が行われます。アンの親友・ダイアナ役のひとりで出演中の旭川出身の俳優、林明梨さんに、作品の見どころや舞台への思いをお聞きしました。
モンゴメリーの生誕150周年を記念して上演される本作品。主人公アン・シャーリーの豊かな感受性と夢見るような独特のキャラクターは、出版から110年以上を経た今も、世界中の人々に愛され続けています。
林さんが演じるダイアナ・バリーは、アンと出会ってすぐに意気投合し、「腹心の友(親友)」になることを誓い合います。林さんは、「どんなにつらいことにもポジティブに向き合うアンのことが大好きな、明るくチャーミングな女の子です。育ちのよさや、ちょっとユニークな一面も含めて、ていねいに表現したいです」と語ります。
4歳から旭川でクラシックバレエを学び、2018年に劇団四季の研究所に入所した林さん。「クラシックバレエが好きで、一生懸命に取り組むうちに、やがて劇団四季の舞台に憧れるようになりました。思い切って挑戦して、今の道につながっています」と振り返ります。
夢に向かって努力する北海道の若者たちへ、林さんは「どんな出会いも縁だと思って、大切にしてほしい。そして、ぜひ挑戦する気持ちを忘れずにいてほしい」とエールを送ります。
劇団四季の一般公演で旭川のステージに立つのは、今回が初めての林さん。地元での公演について、「北海道公演は“ツアー”というより、“帰る”という気持ちで、とてもわくわくしています。プリンスエドワード島の美しい物語を、ぜひ楽しんでいただきたいです」と笑顔で語ってくれました。
「赤毛のアン」旭川公演は5月20日(火)午後6時30分から旭川市民文化会館大ホールで。S席1万円、A席8000円、B席5000円。劇団四季オフィシャルウェブサイトのほか、各種プレイガイドで販売中。問い合わせは劇団四季(Tel.0570-008-110)へ。