テーマは「春」で幅広く ゆ～らんせんで初の川柳大会

かつて各家庭に風呂がなかった時代は、銭湯はまちのコミュニティスペースとしての役割も担っていました。地域の人が顔を合わせ、言葉を交わす社交の場として、ふたたび多くの人に集ってもらいたいと、公衆浴場のゆ～らんせん(旭川市忠和)が川柳大会を開いています。

20年前にオープンしたゆ～らんせんは、別府温泉「美肌の湯」やジェットバスを楽しめる大浴場、ファミリーがゆったり入浴できる家族風呂のほか、食事どころやリラクゼーションスペースなども併設し、多くの人のくつろぎの場となっています。「ただ近ごろは若い方の姿が減ってきたように感じますね。銭湯は広々としていて、しかも面倒なお風呂掃除も不要です(笑)。少し足が遠のいている人にとって、このイベントがまた立ち寄っていただくきっかけになれば」とスタッフ。

誰もが応募しやすいよう、今回のテーマは「春」。川柳は俳句と同様5・7・5の17音で表現しますが、季節を表現する季語を入れずに作ることができる気安さがあります。たとえば、「お別れは　何年経っても　慣れないね」や「風邪なのか　花粉なのかも　わからない」など、この時期ならではの話題をもとに、子供から年配者まで自由な発想でおおらかな句を作ることができます。

店内受付カウンターにある用紙に作品を書き入れ、3月5日(日)までに専用ボックスへ投函してください。入賞者には入浴券や食事券を、さらに参加賞として全員にアイスクリームが50円で購入できるチケットをプレゼントします。作品はすべて食事スペースに3月10日(金)から31日(金)まで掲示します。問い合わせは、ゆ～らんせん旭川店(☎0166・69・2619)へ。