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- 看板設置のイメージを、現地で確認する旭川信金本店の職員
老舗の洋食レストランや喫茶店などが軒を連ねる、旭川市3条通8丁目左の仲小路に「愛称」を付けようと、旭川信用金庫本店の職員らが準備を進めています。信金本店と小路は目と鼻の先。職員らは「親しみやすい呼び名を付けて、地域のグルメ通りを盛り上げていきたい」と話しています。
緑橋ビルや旧冨貴堂本店、梅鳳堂などがある「三条八丁目町内会」の一角にある通りで、長さ50メートル余りの間にレストラン、喫茶店、居酒屋など12軒が並んでいます。その歴史は平和通と並んで古く、旭川の市街地造成の歴史と重なります。昭和初期にはスタルヒン投手の両親が営む喫茶店があったり、戦後の一時期花柳界だった時代も。三浦綾子さんの代表作「氷点」では、カレーライスが名物だった三条食堂が登場するシーンがあり、半世紀以上にわたり、市民のランチスポットとして親しまれています。
もちろん、ご近所の旭川信金本店の職員もここの通りのヘビーユーザー。「きょうの昼はブラジルで」「流鏑馬でいっぱいやって帰ろう」なんて会話は日常です。取引先として店主らと交流もあり、今回の命名企画の発起人を務める同店職員の石谷知嗣さんは「慣れ親しんだ小路に、名前がないのは寂しい。愛称が付けば、市民や観光客にもっとPRできるはず」と話します。
昨年12月、信金職員からネーミングのアイデアを募集したところ、80近くの案が出て、投票の結果、上位10(同票で11)作品を選定。落選した中には、谷野亮太本店長代理が「私は好きなんだけど…」という、旭川の冬の小路あるあるから着想した「馬の背小路」(道の真ん中だけ盛り上がって雪が積もる。歩きづらい)というユニークな案もありました。
今後は、小路の全12店で、お客さんによる人気投票を行い、愛称を決定。旭川信金が看板を作成して、外壁などに設置する予定です。
谷野本店長代理は「旭川の中心部にはふらりーとやパリ街のように、市民に親しまれている小路がたくさんあります。命名をきっかけに、さらに活気を呼び込むお手伝いができれば」と話しています。
旭川信金本店のほか、小路の各店に投票箱を設置しており、4月8日まで受け付けます。あなたも投票して、身近な地域おこしに参加してみませんか?
◇3-8(さんぱち)小路 ◇まったりーと
◇ロマン街 ◇ふれ愛(あい)♥通り
◇3-8(さんぱち)横丁 ◇ナナカマド小路
◇ASAHIKAWA OLD STREET
◇みや小路 ◇ゆうやけ小路
◇三・八(さんぱち)グルメ新地 ◇みやこ通り