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求人情報がたくさんある中、ついお仕事をイメージしやすいありきたりな求人ばかり見てしまうということはありませんか。ですが、一見地味な仕事だとしても自分にぴったりな仕事はたくさんあるはず。 今回はあまり知られていないすこ~しマニアックな仕事を取材してみました。
取材先は株式会社三洋
- さすが塗装の会社。外壁が綺麗に塗られています
ご協力いただいたのは旭川市工業団地に会社を置く、株式会社三洋。 主に道路の区画線(白い線)を引く作業や建物の塗装を行っています。
- うん、こういう作業そういえば見たことがありました
道路ができるまでには調査や設計、土木工事、舗装工事があり、最後に三洋のような白線引きの会社が仕上げを受け持ちます。他の建設会社と協力し合いながら工事を進めていきます。 現場ではまずテープで目印をつけ、その後機械を乗せたトラックや手押しの機械で道路に白い塗料を塗ります。経歴の浅いスタッフが目印を、ベテランスタッフが塗装を受け持っています。
- 休憩室は、おしゃべりに花が咲いてました
現場で働く道路標示スタッフは、仕事中は集中し黙々と作業をします。一方、休憩中は20~60代と幅広い年代の社員同士で談笑することが多く、年齢の差を感じない雰囲気です。
- 道路標示スタッフ・村田さん
私と同年代の社員をみつけたので話しかけてみました。村田さんです。
「入社3年目で、区画線を引く前にテープで印をつける仕事をしています。体力が必要な仕事で運動が苦手な私がついていけるか不安でしたが、いざ仕事にとりかかると体が慣れていき楽しくなっていました。夏が繁忙期なので忙しいですが、冬は休みが多く、夏の分を取り返すように遊びに行くことが多いです」
1日に密着してみた
- 営業課長の佐々木さん
三洋は16名の社員がいますが、営業職は2名のみ。上司だからといって堅苦しさはなく、誰にでも気さくに接している方です。
この日のスケジュール
8:00 出社
朝礼はなく、出社後は各自それぞれの仕事に取り組みます。
この日の午前中は打合せ用の資料などを作成していました。
普段はどういった仕事をしているんですか?と聞くと、「営業職といっても、新規開拓もノルマもありません。関係のできあがった舗装会社から流れてくる工事の話を円滑に進めるための提案・調整役のような仕事がほとんどです。」と佐々木さん。
13:00 クライアントの事務所で打ち合わせ
共に工事を行う元請の舗装業者との打合せ。
いま抱えている仕事のひとつが新富のコンビニの改修工事。リニューアルに向けて、駐車場の舗装補修を行います。工事をスムーズに進めるためのスケジュール作りや、塗料の色やメーカーを決める相談をします。
おふたりは相当仲が良い様子。佐々木さんは雑談も交えながら時には真剣な顔つきでクライアントの話に耳を傾けていました。
14:30 新富の現場での打ち合わせ
ヘルメットと作業着を身につけて先ほど打合せをした舗装業者の方と工事現場に向い、設計図と現場を見比べながら打合せをします。工事を行う際は必ず必要な作業です。
16:00 見積書作成
先ほどの打合せでクライアントから依頼された見積書を作成します。
18:00 退社
スケジュールは日によって変動します。
仕事を終えて…
佐々木さんに、どんな人に勤めてほしいか聞いてみました。
「色々な仕事を経験した上で一番大切なのは、“提案力”だと思っています。 私は設計書を見たとき、その通りに作っても良いのか必ず考えるようにしています。以前、別の方法がより使いやすい道路になるんじゃないか、と提案して設計の根本から変えてもらったこともあります。その後『佐々木さんが変えた設計で正解だった!』と喜んでもらえるとやりがいを感じますね。
弊社に新しく入社した方には、まず仕事を覚えてもらいクライアントの要求に応えられるようになってもらいたいです。しかし、それだけではなく提案力を身につけ、ライバル社と差をつけられるような人に成長してほしいですね」
気さくな佐々木さんの中にメラメラと燃える仕事への熱意を何度も感じられ、今まで知らなかった仕事に面白み、やりがいを感じることができました。これからも、あまり良く知らない業界の求人広告があれば調べてみたり、問い合わせてみたりすると、世界が広がりそうです。
三洋への問い合わせは、0166-36-4741へ。