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- 毎日のティーブレイクには、一昨年販売を始めた特製缶「抹茶割り用抹茶」(100グラム6800円)を利用。宇治抹茶をベースに数種類をブレンドしていて、氷たっぷりのタンブラーになみなみと注いだ濃い目のお茶をラフに飲む姿はなんとも健康的!昨夏には買物公園を舞台に自作のPVを製作。ユーチューブで公開しています
食べマルシェやさんろく祭りで数年前からひそかに人気の、お茶屋さん発のお酒を知っていますか?昨年創業110年を迎えた老舗・前川茶舗併設のカフェ「マルサ」で販売する、「抹茶ビール」、「抹茶割り」などがそうです。
酒飲みの間では昨年からじわじわとお茶割りがブームですが、先んじて旭川で本格的にこれを始めたのは前川茶舗の5代目・俊哉さん。「8年前、抹茶ビールの名前をインターネット上で見かけて。写真はなかったので、試行錯誤で作ってみたのが始まりです」。茶せんで濃い目に点てた上質な抹茶に、軽い苦味のサッポロクラシックを注ぎます。一方の抹茶粉末と焼酎をシェイクした抹茶割りは、甘やかな茶葉の味わいと青い風味を感じられる一杯。このほか抹茶ミルクや煎茶割りなど、「酒×茶」の多彩なバリエーションを提案しています。
俊哉さんは18歳からの8年間、接客を学びたいと旭川市内でバーテンダーとして働いていました。抹茶ビールはこのときに生まれたもの。26歳で家業を継いだ際、こちらも60年の歴史がある純喫茶「マルサ」の夜の部で酒類を提供するようになりました。「知人の茶道の先生は邪道だって怒っちゃって。でも実際飲んだら『おいしい!』って認めてくれたんです」。
個性的な見た目と味わいが噂になって、旭川市内の飲食店から卸の依頼がくるようになりました。今では80店以上で抹茶割りを楽しめます。
「急須離れが進む中、若い人にも抹茶の魅力や楽しみ方を伝えたい。そのためには手軽に、身近であること」。お茶屋さんの長い歴史に新風を吹き込む俊哉さんの感性が、いま少しずつ同世代にも浸透しています。
前川茶舗/喫茶マルサ
旭川市5条通8丁目
TEL 0166-23-4065
営業時間/9:00~18:00
※マルサでの酒類提供は20:00以降
https://www.facebook.com/marusa108/