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サイバーパンクジャパン

アリータ:バトル・エンジェル

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©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

巨大ロボットが怪獣と戦ったり、機械生命体が大暴れしたり、桁外れの宇宙船が降りてきたり、パワードスーツを着たヒゲオヤジが空飛んだり、およそとんでもない映像は出尽くしたんじゃないかと思っていたし、ものすごいものを見せられてもすごいとは思えど新しいと感じることはここしばらくなかったような気がする。

『アリータ』の映像は久々に新しい。超未来のスラムは雨が降ればブレードランナーで、世界観は新しくない。新しいのは主人公だ。主人公はサイボーグの少女で、CGアニメっぽい描き方になっている。リアル人間とシュガーラッシュのヴァネロペの間ぐらいにいる感じだ。周囲の人間は実写の人間。生身の人間と肩を並べて生身っぽい質感のアニメっぽいキャラクタがいる。この感覚は新しい。

アリータはロストテクノロジーによる最強のサイボーグで、少女だ。この「少女が最強」という図はジャパンの文化で、『アリータ』はそのジャパン的「少女っぽさ」をかなりまっすぐに追及している点が特に注目に値する。『マトリックス』から『アリータ』まで二十年かけてハリウッドはここまでジャパンに肉薄したのだ。アリータのロリータ性が本国でどの程度理解されるのか興味がある。(映画ライター・ケン坊)

ケン坊がさらに語る!WEB限定おまけコラム

この記事には映画のネタバレが少々含まれているので、まだ映画を見ていない人はその点をご承知おきの上で読んでください。

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日本の漫画が原作だ。とはいえ。ここまでまっすぐに出してきたことには驚いた。日本の漫画文化、アニメ文化がハリウッドで映画化されて逆輸入されてくるというケースは近年増えていて、日本原作でなくても、『パシフィック・リム』みたいに日本のアニメ文化に色濃く影響を受けたものも増えている。日本のコンテンツの良さが次第に浸透してきたのだ、というような陳腐なこともいくらでも言えるし、その辺から例のクールジャパンという少々ピントのズレた動きも生じてきた。

しかしそういった動きに注目してみても、この『アリータ』ほどにジャパン的少女性を打ち出したものはこれまでなかったように思う。少し年齢を上方修正したり、セクシーさを強調してみたり、ワンダーウーマンみたいなグラマラスな美人にしたり。そういうアレンジが施されてきたように思う。『アリータ』はど真ん中ジャパン的少女なのが新しい。背は低いし、プロポーションも子供っぽいし、行動も純粋で素直だし、漫画的デフォルメの利いた顔は人間離れしている。この無垢っぽい少女が、ダーティで屈強な男(のサイボーグ)たちに襲われる。体格差5倍ぐらいの複数の相手を小さな少女が翻弄し、ぶちのめしていく。

この発想は極めてジャパン的だし、あまり欧米では受けないものだと思っていた。『アリータ』はかなり新鮮な映像体験とともにジャパン的少女性を提供するわけだが、これが本国でどんなふうに受け取られるのか、とても興味がある。これが本国でも正しく受け入れられるとしたら、正しくというのはアリータのロリータ性を理解した上でそこにセクシーとは違う何かを感じるというような意味だが、そのように受け取られるのだとしたら、ハリウッドが「萌え」を理解する日も近いのかもしれない。

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