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夏こそ味わいたい 汗とともに体感する辛さの美学

名前通りの辛さだが、食べ良く刻んだたっぷりな野菜と、豚バラ肉の旨みが溶け込んだ和風だしは、思いのほかまろやかな口当たり。後を引く旨さに、ビールが進むことは勿論、同店の純米酒「田子兵衛」ともよく合うこと請け合い。
人は何故に辛いものを食べるのか。先日、辛いものを食べながら、ふと思った。
舌はヒリヒリ、汗もかく。涙目になったり、ふっと気が遠くなりそうになることも。はっきり言って、身体的にはしんどいことなのに、病みつきとはこれいかに。
思うに、食べる程に高まる陶酔感というか恍惚感というか、そこらへんが病みつきになる理由だろうか。ほら、人生つらさを乗り越えたところに喜びがあるとか、よく言うでしょ。また、食べ終わった時の解放感たるや、他の料理の及ぶところではないだろう。
大好物とまでは言わないけれど、辛いものは結構好きよという人は多い(と思う)。それが証拠にそんな客層を当て込んでか、居酒屋でもしばしば、辛い系の料理を見つけることができる。
店もやるもので「美味しいですよ」と言われるより、「辛いですよ~」と勧められたら、もう気になって仕方ない。そんな次第で出会ったのが今般取材の料理だ。ああ、思い出すだけで頭のてっぺんに汗をかいてくる。
(フリーライター・唎酒師 コタさん)