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華麗に覚醒してからが面白い

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

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©2019 WBEI and c&TM DC Comics

地味な印象のDCコミック系キャラクタ。中でもこのハーレイ・クインはバットマンの敵であるジョーカーのパートナーであり恋人、という位置づけ。キャラ位置からして地味さは否めない。前作『スーサイド・スクワッド』から3年あまり。待望していたかどうかわからない続編なのだが、ジョーカーの恋人だったはずのクインは、なんと破局してしまったのですね。本作はその破局後のお話。

この映画、前半が致命的に面白くない。前半はあえてもったいぶった演出になっていて、少々イカレ気味のクイン自身が思い出しながら語っている、という形式で時系列を崩してある。重要なところを飛ばして話を進め、「そうそう、なんでこうなったかというと」という感じで巻き戻る。これが完全に逆効果で、途中で見るのをやめそうになるほどに面白くない。

が、しかし。中盤からクインのバトルシーンが登場するとが急に面白くなる。変な時間操作の演出もなくなり、後半はかなり面白い。ストーリーはとっくにどうでもいいことになっているけれど、クインの格闘は美しいし、途中から仲間になる連中もかっこいい。

一番の見どころは変態を演じているユアン・マクレガーがものすごく変態っぽいところ。(映画ライター・ケン坊)

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」公式サイト

ケン坊がさらに語る!WEB限定おまけコラム

この記事には映画のネタバレが少々含まれているので、まだ映画を見ていない人はその点をご承知おきの上で読んでください。

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映画館で映画を見ることのメリットの一つとして、「せっかく劇場にいるから最後まで見よう」と思える、というのを挙げたい。この作品、もし自宅でディスクなどで見ていたら途中で見るのをやめたかもしれない。そもそも『スーサイド・スクワッド』が微妙だったところへ、そこからさらにハーレイ・クインだけを取り出してスピンオフ、という話が聞こえてきて、「大丈夫なのかそれ」と思っていた。そして本作。始まった直後、「ああ、やっちまった…」と思った。そのぐらい面白くない。

『スーサイド・スクワッド』のときに書いたものを見直してみると、「イキきれてない」ということが書いてある。まさに。本作の前半でもそれと同じことを感じた。イカレたキャラクタを描いてちょっとブラックなネタで笑いを取ろうとしているのだけれど、イキきれていないので笑えない。ブラックがブラックジョークとして響ききらず、嫌悪感を残す。加えて、たいして効果的でない時間操作が行われ、勢いがスポイルされる。

特にひどいのが、クインが警察署に乗り込んでくるところ。だらけた展開がこの警察署のシーンで盛り上がるのに、いい感じになってきたところで、「なんでこうなったのかというと」という感じで別の時間軸へぶっ飛ぶ。このスポイル感はほとんど腹立たしい。おそらく自宅で見ていたらこの辺で「もういいや」となった気がする。

しかし。ここでやめてはもったいない。回想によるつじつま合わせが終わると一時停止した警察署のシーンに戻ってくる。「再開」。ここで再開した後、この作品は急に面白くなる。

警察署の続きのシーンあたりから、クインのバトルシーンはとても良い。美しい技のキレ。武器としてチェーンソーではなくその隣にあったバットを持ち、これを彼女ならではの方法で使いこなす。唯一無二のバトルシーンなのだ。このあと、変な時間操作もなくなり、アクションシーンも増えてクインらしいクインが大活躍する。

クライマックスの遊園地のシーンは秀逸だ。登場した女性キャラクタが集合し、クイン曰く「女子会みたい」なノリでマフィアの軍団を相手に戦う。遊園地のブービートラップという仕掛けだらけのアトラクションを利用して、ちょっと他にはない感じのバトルシーンに仕上げている。そのあとのカーチェイスも最高だ。車で逃走する相手をクインはローラースケートで追いかける。

ラスト、後日談のようなシーンは、いろいろ片付いて平和が訪れた、というシーンなのにひどい歌詞の歌が流れる。この感じがハーレイ・クインらしい。終わり良ければ総て良しとはよく言ったもので、途中で見るのをやめそうになったことなどどこかへ吹き飛び、「けっこう楽しかった」という後味が得られた。とはいえこのシリーズがこれ以上続くことは無かろうなぁ。

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