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- 日本酒にはまるきっかけは、京都・城陽酒造の「青谷の梅」。木成りで熟した梅の実で仕込んだ日本酒ベースの梅酒です。「飲食店で働いていた頃、お客さんに勧められて。濃厚な味わいと香り、自然な甘みの虜になりました」
昨年10月に日本酒専門店をオープン。コロナ禍での出発でしたが「酒蔵を応援したい。守りたい」という使命感しかなかったと力を込めます。
店内には道内や関西を中心におよそ10蔵元、70銘柄近くが並びます。「ひとつの銘柄でも、純米大吟醸や純米酒など醸造法によって味や香りも変わる。単に種類を増やすのではなく、その銘柄の背景にある蔵人の思いをていねいに伝えていきたい」と白幡さん。「京都の木下酒造の『玉川』のビンテージは木樽で3年以上寝かせた熟成酒です。その深い味わいは、カカオ成分が高いチョコレートに合うんですよ」。店で月1回開いている角打ちイベントでは、こうした話題で新たな楽しみ方も提案しています。
全国の歴史ある酒蔵が廃業に追い込まれる現状に、白幡さんは蔵を守る仕組みが必要と主張します。イベントも、日本酒ファンを増やすことで、草の根的に酒蔵を支えていくための取り組みのひとつ。何より、酒販店を自ら起こした一番の動機で、屋号にもそうした思いを込めました。「日本酒には、その土地の風土や食文化が凝縮されていると思う。ほろ酔いで、このお酒が生まれた土地に思いを馳せる、ちょっとした旅行気分を味わうなんて素敵でしょ」と笑顔を見せます。
酒守蔵(しゅもぞう)
旭川市大町2条6丁目 北王ラボ1F
☎0166-46-6062
12:00〜19:00
定休日 日曜
※緊急事態宣言中は土曜も休業