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- 店名は愛猫の名前から。ザンギ(定食・弁当)が人気で、単品のテイクアウトもよく利用されています。先日は父が厨房を手伝いに。「久々にフライパンを振るのを楽しんでいたようです」
出身は網走管内・常呂町。町民サービスとして、各家庭にホタテ貝や牡蠣でいっぱいの肥料袋が配布されるような、オホーツクの海の幸に恵まれた環境で育ちました。さらに父は、昨年までレストランを営んでいたフレンチのシェフ。幼い頃から、北海道の食材と向き合い、腕をふるう父の姿が目に焼き付いています。
札幌の大学を卒業後、20歳過ぎに飲食業の世界へ。ラーメン、焼肉、ピザ、弁当の仕出し、食肉加工工場の精肉も経験しました。今年7月に念願の飲食店をオープン。数年前に交通事故に遭い、長く入院生活が続いた自身の経験から、店内は全面バリアフリーに。車イスのままテーブルに着席でき、イスの脚も通常より高いため、みんなで一緒に食事を楽しめます。
メニューには、ハンバーグ、カツレツ、ナポリタンなど洋食の定番がずらり。もちろん、道東のご当地料理エスカロップも加えました。時間をかけて仕込む本格的なデミグラスソースやトマトソースで、定食屋ながらワンランク上の味を提供しています。「子供のころからうまいものを食べていたんだってことに、プロになってようやく気付きました」と笑う米本さん。最後までこの道に進んだのは父の影響とは言いませんでしたが、豊かな食環境を与えてくれた父への感謝が感じられました。