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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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- 高校卒業後に東京のソムリエスクールへ入学。日本酒やワインの知識に加え、茶道や華道でサービスの心得を学びました。銀座の有名ホテルで実戦を積み、1997年に帰旭。2009年に同店を継ぎ、4代目に就任
旭川にワイン文化が根付いたのは、この酒屋のおかげかもしれません。創業113年を迎える老舗で、まだ旭川では誰もワインを口にしたことがない45年前に、先代の父・秀基さんがいち早く扱いを始めました。地域のトレンドを牽引し、揃えたコレクションはかなりの数と質。このパイオニア精神は、4代目の隆郎さんにも引き継がれています。
直接対面してコミュニケーションすることを大切にしている隆郎さんは、常に街の動きにアンテナを張っています。多くの蔵元やワイナリー、メーカーと厚い信頼関係を築き、喜ばれるセレクトはなにか、今のニーズに合うものは?と北海道ワインやウィスキーに早くから注目し、広めてきました。とくにシャンパンへの愛は深く、2015年にはフランスの愛好家団体「シャンパーニュ騎士団」のシュヴァリエ(騎士)を叙任したほどです。
いまこの幅広い知識を、積極的に地域に還元しています。サンロクの飲食店と繋がり、料理に合うお酒をアドバイスしたり、世界観を広げるお酒を提案したり。「いい店がある街には、いい酒屋がある」と隆郎さん。「コロナ禍で街はダメージを負いましたが、今日も店を開けられるのは多くの人との繋がりのおかげ。今後もまじめな商売で、皆さんや飲食店を支えていきたい」と笑顔を見せます。