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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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- 2020年、目の前に田んぼが広がる当麻町の住宅地にウィーン菓子の専門店をオープン。本場のレシピはたくさんありますが、定番5種と季節に応じた数種類を提供しています。今は比布産イチゴが大活躍!
代名詞ともいえるザッハトルテは、シャリシャリとした食感を出すため厳密に定められた温度でチョコレートを溶かし、間に挟むジャムはアプリコットだけ。「他国の文化を借りて作っているからこそ、敬意を持って作らないと」と迷いのない目で話します。
兵庫県の出身で、学校を卒業後に航空会社に就職。趣味で習い始めたオーストリアとドイツの菓子に魅了され、ウィーンの有名菓子店で本場の技術を身につけました。帰国後は京都で17年にわたり店を切り盛り。2年前に当麻町に移住し、正統派の味を伝えています。
例えばチョコレートに生クリームを加え、別の果物のジャムを挟んでもおいしいケーキは作れます。でもそれはもはや、ザッハトルテではありません。三好さんは「ウィーンのお菓子はハプスブルク家のもとで発展したあの国だけの文化。お菓子を通して、その歴史や文化も伝えたい」と話します。
店を持つようになってからも2年に一度はウィーンを訪れ、現地の文化を肌で感じてきました。けれどこの数年はコロナ禍で、遠のいてしまった場所。「来年の10月で20周年を迎えるの。長めにお休みをもらって旅行に行っても、お客さんに許してもらえるかな」。いたずらっ子のような笑顔が印象的でした。
コンディトライ マウジー
住所/当麻町3条東3丁目16-21
電話/0166-56-1151
営業時間/12:00~18:00
定休日/月~水曜
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