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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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- 北海道・旭川生まれ。料理人の父の影響で料理の道を志し、地元の調理師専門学校を卒業。国内外の有名レストランで経験を積み、現在はフリーの料理人としてテレビ出演や大手コンビニの商品監修など、多彩な活動を展開しています
食で地域と子供たちの未来を描きたい―。ミシュランの星を獲得する札幌の老舗有名レストランの料理長を務めながら、2021年にはシェフワングランプリで初代チャンピオンに輝きました。優勝を機に、店は予約が絶えない盛況となり、人生も料理人としての未来も明るく拓けていました。しかし、同年退職。次の勤め先も決まっていない中での決断でした。その理由は、安定が自身の成長を止めてしてしまうことへの怖さでした。この1年は、全国の生産者や料理人と交流を深め、その土地の地場産品や料理にふれる旅を続けてきました。もともと生産の現場で目にした風景を料理のインスピレーションにするのが自身のスタイルでしたが、日本全国でそれを感じることができたのは貴重な経験でした。食の未来を探る旅は、自身の料理人として見識を広げる修行でもありました。
今年4月には、旭川食のアンバサダーに就任。3年間の任期を通して子供たちと新たな「旭川名物」を作ることを目指します。昨年、市制100年を迎えた旭川には、ラーメン、塩ホルモンなど様々なご当地グルメがあります。次の100年につながるふるさとの味を子供たちと作る。いま下國さんは、旭川の食材や子供たちの夢に接することにとてもわくわくしています。「食の楽しさを知ることは、人生を豊かにすること。食を通して、地域と子供たちの未来を明るく照らしたい」と力を込めます。