この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
- 理学療法士として病院に7年勤めたのち、お店をオープン。健康を重視したメニューやベジタリアンも食べられるカレーが好評で、栄養管理を徹底するプロスポーツ選手や外国人観光客も多く訪れています
「はじめは楽をしたくて、お店を始めたんです」と笑う吉原さん。開店当初は、いずれスタッフに店を任せ、一日中ゲーム三昧の生活を送ろうというたくらみがありました。
開店のきっかけは、前職の理学療法士時代に抱いたある疑問。同じような状態の患者に同じリハビリをしていても、回復速度には差がある―その理由を探るなかで、栄養状態が大きく影響することに気がつきました。「オタク気質でハマると追求してしまうタチ」な吉原さんは、栄養学にのめりこみ、ついにはギリシャ語で健康を意味する「イギア」の名を冠した飲食店をオープンすることに。
看板メニューは好物のギリシャヨーグルト。無調整生乳に菌を加え、50時間かけて脱水する手作りヨーグルトは、一般的な品と比べて栄養が豊富です。人気メニューの無水カレーにも活用しており、油を大幅にカットしながら乳脂肪でコク深く仕上げています。
いまは同店を運営する傍ら、理学療法の知識を伝える講師としても活動中。昨年末には同じく旭川はれて内にボードゲームの店もオープンしました。新メニューの開発にも意欲的で、当初のもくろみとは正反対な働き詰めの現状。「こんなはずじゃなかったんですけど…」。言葉とは裏腹に、表情は充実感に満ちています。