甘さと食感のバランスを追求
当麻のブランド守る35戸
JA当麻
でんすけすいか
輝く黒皮にシャリシャリの食感が持ち味のでんすけは、当麻町を代表するブランドすいか。宇園別地区の伊林農園では、代表の伊林和彦さんが父の代から40年に渡って栽培を続け、年間2700玉を農協に出荷しています。
収穫できるのは一株にたったの一玉。色、糖度、形など独自の厳しい出荷基準を設け、病害虫はもちろん、天候にも細心の注意を払います。特に夏場の大雨は大敵で、雨水が地面を伝ってハウスに沁み込むと果肉の水分量が上がり、糖度が下がるため、味のバランスが再び戻るまで収穫期を遅らせることもあります。
また暑さで糖度だけが上っても瑞々しさを損なう原因に。「引き締まった軽い食感とすっきりとした甘さこそが魅力。バランスのとれたすいかを必死に目指しています」と伊林さん。一玉一玉に覚悟が詰まっています。
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