- 土日だけ営業する魚屋さんの店主。醤油ラーメンが好物で、旭川はどこで食べてもハズレがないとご満悦。仕事後のビールとマーベル映画が日々の癒しですが、1缶でほろよいになってしまうのが悲しいところ…
稚内の市街地で鮮魚店を営みながら、週末ごとに新鮮な海産物をトラックに積んで、夫婦で旭川へと向かいます。魚ざんまいの人生は、20歳で就職したスーパーの鮮魚部門から始まりました。
「最初は生臭さがいやで、仕事を好きになれませんでした」と苦笑いする川崎さん。実際、一度は業界を離れて別の仕事を選択しましたが、縁あってまた鮮魚店に。どうにかお客さんに喜んでもらおうと切り方を工夫したり品揃えを変えたりと試行錯誤を続けるうちに、次第にその奥深さを感じられるようになりました。いったん離れた仕事が、川崎さんの天職に変わった瞬間です。
その後、海産物を扱う土産物店やマグロの卸売業など関連する業種を渡り歩くなか、転機が訪れたのは52歳。知人に旭川の店舗物件を紹介されたことをきっかけに、元気なうちにやりたいことをやろうと、独立の夢を叶えることになりました。
「お客さんが来てくれるか、最初は夜も眠れなかった」と振り返りますが、ポジティブ思考は奥さんもお墨付き。ジョークを交えた明るい接客でファンを増やしています。「未だに新しい発見があって楽しい。どうせならここで買おう、って思われる店にしたいね」。満面の笑みで、毎週末に稚内の旬を届けます。
店舗情報
山照水産
旭川市春光1条9丁目18-10
Tel 090-8634-1842
営業時間 9:00〜15:00
定休日 月~金曜