- 平日の午後のみ自宅で体験教室を開くそば打ち師。子育てのかたわら、そばを通した上質な時間をより多くの人に共有したいと、幌加内そばうたん会の一員としても活動の幅を広げています
旭川出身の三浦さんがそば打ちと出合ったのは、幌加内高校への進学がきっかけ。町の特産品であるそばに関する知識と製造技術の取得を授業に取り入れる同高で、これまでの経験とは違う魅力と味わいを知り、愛情を深めていきました。
卒業後は専門の道には進まず、そばの世界からしばらく距離を置いていましたが、そば打ちを体験してみたいという友人の声をきっかけに十数年ぶりに再開。仕事と子育ての合間に、体験教室「maya蕎麦」を始めました。
教室は年齢制限をせず親子での参加も可能です。時間との勝負ともいえるそば打ちですが、粉を広げた瞬間の香りから五感をフルに使って存分に楽しんで欲しいと、あえてあまり手を貸さずに参加者のペースに寄り添うことを大切にしています。最近は、和風旅館扇松園と共同イベントや、老人福祉施設への出張実演など、他業種との交流にも挑戦しています。
「みなさんの喜ぶ姿が私にとっての癒しでもあり、この幸せの循環を今後も続けて行きたい」と三浦さん。「そば打ちは私と参加してくださる方がお互いに電子メディアから離れて集中できる時間です。北海道の大地の恵みに触れ、心地よい上質な時間を過ごしてもらえたら」と思いを聞かせてくれました。
店舗情報
maya蕎麦
住所・電話非公開のため、教室の問い合わせはインスタグラムから
Instagram: @maya_soba