
没後5年になるジャズ作曲界の巨匠、サミー・ネスティコ氏の功績を讃える追悼コンサートが、6月14日(日)午後5時半から、大雪クリスタルホール(旭川市神楽3条7丁目)で開かれます。
アメリカを代表する作編曲家である氏は、カウント・ベイシー・オーケストラとの長年にわたるコラボレーションを通じて、ビッグバンド・ジャズの歴史に不滅の足跡を刻みました。その洗練された響きと躍動感あふれる楽曲は、今なお世界中のジャズファンやプレイヤーに愛され続けています。
驚くべきことに、氏が生涯で唯一訪れた日本の地は、ここ旭川でした。きっかけは、かつて旭川で開かれていた音楽イベント「ジャズマンス・イン・旭川」から誕生したジュニア・ジャズ・オーケストラのニューヨーク招待公演。現地で披露された彼らの演奏に感銘を受けた氏は、楽団の代表を務めていた旭川在住の音楽家・佐々木義生さんの熱心な招きに応じ、翌年の同イベントで来旭を果たしました。
この訪問を機に、2人の間には国境を越えた深い友情が芽生えました。家族のような温かな信頼関係を結んだ佐々木さんは、現在、氏のアーカイブマネージャーとして遺された膨大な楽譜やレコーディングデータの管理を一手に担っています。
今回の追悼公演では、世界的なトランペッターとして知られるエリック宮城さんを筆頭に、国内外で第一線を走るプロミュージシャン6人が集結し、氏の名曲の数々を披露します。さらに、この日のために特別編成された吹奏楽団や、旭川近郊の小中高校生によるジャズオーケストラも出演。総合プロデューサーを務める佐々木さんは、「サミーのジャズは、偉大なアメリカの時代を反映した音楽。年齢や人種によらない、氏の精神を感じてほしい」と語ります。
チケットは全席自由で一般4500円、高校生以下・ハートフル2000円(当日は各500円増し)。コーチャンフォー旭川店、玉光堂イオン旭川駅前店ほかで扱っています。
また、前日の13日(土)午後3時半からは、出演者6人による特別セミナー「エリック宮城の音楽学校」を開きます。旭川市と近郊の中高生を対象に、プロが高い技術やセッションの仕方を伝えます。参加費は1000円。木管・金管全般と、ピアノやドラムなどリズムセクションを募集。いずれも問い合わせはMUSICアクトin旭川(Tel.080-5580-3567)へ。
