
みなさんは普段、歯を磨いた後、どのようにお口をゆすいでいますか?おそらくほとんどの方は、何気なくお口をゆすいでいるかと思いますが、そのゆすぎ方一つで虫歯予防効果が変わるのはご存知でしょうか。
2011年に小中学生を対象に行われた歯磨き習慣の調査では、コップを使うか、何回ゆすぐかなど、歯磨き後のゆすぎ方には人によってかなりばらつきがあることがわかりました。みなさんはいかがでしょうか。
また、1992年にスコットランドで行われた調査では、フッ素入り歯磨き粉で歯磨きをした後の4種類のゆすぎ方について、虫歯予防効果を比較しています。4種類のゆすぎ方は、「歯ブラシに水をつける」「蛇口から直接水を含む」「コップを使う」「手ですくう」の4つで、調査のポイントは歯磨き後の唾液中に残るフッ化物の量です。
結果は、この4つの中で最も虫歯ができやすかったのは、なんとコップを使ったゆすぎでした。多くの方がコップを使ってお口をゆすいでいると思いますが、含む水の量が多すぎるため、フッ素の効果を減少させてしまうのです。
虫歯予防に最も効果的なのは、片手ですくった少量の水で1回だけゆすぐ方法です。少ない水で、少なくゆすぐのが正解です。人によっては、たまった唾液を吐き出すだけでゆすがないという人もいます。これも虫歯予防の観点から考えると、フッ素の効果を持続させやすいため、効果的と考えられます。
何気ない日常の習慣にも科学的な視点があり、面白いですね。