やってみるか、の積み重ね 助け合いから始まった13年

高木 敦司さん

店名は、友人との会話で「藁しべ長者でお店をデカくしていくしかないね」と出てきたことから。改めて漢字を調べてみると、「藁」の字の中に「高木」が入っていることに気付き、これだ!と決めたそうです
店名は、友人との会話で「藁しべ長者でお店をデカくしていくしかないね」と出てきたことから。改めて漢字を調べてみると、「藁」の字の中に「高木」が入っていることに気付き、これだ!と決めたそうです

買物公園の手の噴水そばで、今年13周年を迎える焼き鳥店があります。店主の高木さんはもともと料理人を目指していたわけでも、特別に食に関心があったわけでもありませんでした。

始まりは友人の「焼き手がいないから手伝って」という一言。困っている仲間を助けたい一心で飛び込んだものの、現実はわからないことばかり。本で独学し、焼き場で試行錯誤を重ねて5年。炭火の魅力に引き込まれた高木さんは、運命の物件と出会い店を構えます。

「火入れが命」と語る手仕事は、一串ごとの状態を見極め、ふわっとジューシーに仕上げる繊細さ。今では食への探求心も深まり、道産食材や独自ブレンドの塩を取り入れ、銀だらなどの海鮮も炭火で香ばしく提供しています。

この情熱を支えるのは、高木さんの素直な人柄です。客として焼き鳥店に行けばモツを何十本も頼み、「人が焼いてくれた串っていいよね」と笑顔。遊びにも全力で、ライフワークの釣りでは仲間と川で過ごす時間そのものを大切に楽しんでいます。この屈託のなさが、飾らない温かさを形作っています。

遊ぶときは思い切り遊び、炭火の前では真剣そのもの。その人柄と焼き鳥への情熱に惹かれ、今日もたくさんの人が集まっています。

店舗情報

藁しべ
旭川市8条通7丁目買物公園
Tel.0166-26-8033
18:00〜23:00
火曜定休