旭川家具の魅力を発信する旭川デザインセンター(旭川市永山2条10丁目)で、春夏のシーズン企画展「IFDA Prototype Stories―アイデアが、家具になる。試作の舞台裏。」が開かれています。

家具のまち旭川を代表する「IFDA」は、同センターを運営する旭川家具工業協同組合が1990年から3年に一度開く国際的な木製家具のデザインコンペです。これまで12回を数え、世界中から集まった1万点以上のアイデアの中から、50点を超える作品が地元メーカーの手で製品化されてきました。このコンペは画像審査のあと、旭川の職人が実際に製作した試作品で最終審査をするのが大きな特徴。斬新なアイデアと産地ならではの高度な技術力が交わり、独自性の高い木製家具が生み出されます。

今回の企画展は、アイデアが形になる過程に焦点を当て、今までの取り組みやIFDAが大切にしてきた理念に触れられる内容です。メインの展示ブースでは、過去の入賞・入選作品から25点を厳選。デザインを具現化する工程、次世代の挑戦、職人の協働など6つのテーマに分け、完成までのストーリーと共に間近で鑑賞できます。

また、過去の歩みを振り返るパネル掲示に加え、試作を担った職人へのインタビュー映像も上映。製品化されたイスに座りながら鑑賞できるため、完成に至る思考の足跡や工夫をより深く、体験的に知ることができます。

「製品化されていない貴重な作品も観られます。7月からの次回公募に向けて、改めてIFDAを知ってもらう機会になれば」と同組合の専務理事・杉本啓維さん。会期は9月27日(日)まで。営業は午前10時から午後5時。火曜定休。問い合わせは旭川デザインセンター(Tel.0166-48-4153)へ。