旭川の老舗菓子店・壺屋総本店で、今年も全社員対象のスイーツコンテストが開かれ、2月に最終審査が行われました。同社は長く愛される和洋菓子の味を大切に守りつつ、新ブランドの展開にも力を入れています。4回目の今回は「お客様が笑顔になるスイーツ」がテーマ。素材を生かした華やかな5品が最終選考に挑みました。

同社のアイデア委員会による企画で、メンバーの販売部部長・木村竜二さんは「自分のアイデアが形になる喜びと、おいしいと言ってもらえる感動を実感してほしい」と話しています。

今回は全37点の中から、「さつまいもシフォンモンブラン」「陽だまりレモンケーキ♪」「ショコラ・アンサンブル」「モンクリーム大福」「究極のご褒美ブリュレーヌ」が最終審査に残りました。審査員は社長や社外デザイナーら5人。お菓子そのものの完成度はもちろん、テーマとの一致性、価格設定や製造効率、ターゲットや販売シーンを含めた商品戦略まで問われました。

栄えあるグランプリに輝いたのは、製造部包装課・室井千詠子さんのさつまいもシフォンモンブラン。旭川産さつまいもクリームの濃厚な甘さとコクを、ふんわり軽いシフォン生地でバランスよく仕上げました。隠し味のかぼちゃパウダーで微調整を重ね、さつまいもが苦手という室井さん自身が「おいしい」と胸を張る自信作です。

年々レベルが高まるコンテストに「将来的にはレギュラー商品になるものが出てくるかも」と、製造部部長の上北憲治さんは期待に胸を膨らませます。

5品はいずれも、き花の杜(旭川市南6条通19丁目)で6月に開かれる「夏の工場祭」を皮切りに、同社の各イベントで販売予定。問い合わせは同社(Tel.0166-61-1234)へ。