診療報酬改定とは、あまり馴染みのない言葉だと思いますが、2年おきに行われる保険診療のルール変更や診療点数の改定のことです。病院にかかった際に窓口で支払う金額や、診療明細に記載される文言が少し変わったりします。

今月1日から新しい制度に切り替わっていますので、いきなり金額が大きく変わることはありませんが、医院ごとに多少違う場合があります。というのも、保険診療は基本的には日本全国一律の料金ですが、各医院の設備や、それに伴い届け出されている施設基準によって診療報酬が異なるため、違いが生じます。

この診療報酬改定は、国が描く医療の在り方や将来への道筋を示すもので、毎回その年ごとに特色があります。今年の改定では特に、口腔機能に関わる分野に注目が集まっています。幼児期から成長期にかけての口腔機能の発達や、50歳以上の口腔機能低下に関する各種検査項目の強化などが盛り込まれています。

また、糖尿病など歯科と関わる持病をお持ちの方を支えるため、医科と歯科の連携を強固にし、より包括的な医療の実現に向けた仕組み作りが進んでいます。

国の医療の在り方は、さまざまな世界情勢の影響を受け、今まで以上に“治療”より“予防”へ舵を切っています。健やかな口腔機能は健康寿命を延ばします。いつまでも美味しいものを美味しく食べられるように、歯科検診を受けて、かかりつけの歯医者さんを見つけてくださいね。