
旭川市で福祉サービスを提供する(株)あおいSORAは、市内の農業生産法人(株)北永と協力し、大麦の一種・もち麦のぬかを焙煎した「北海道もち麦ぬかパウダー」を発売しました。食物繊維が非常に豊富で、きな粉のような香ばしい風味が特徴。健康的な食材として注目を集めています。
北永の代表・鷲尾勲さんがもち麦栽培を始めたのは8年前。妻が愛食していたもち麦を「旭川でも作れないか」と考えたのがきっかけでした。初年度は土壌が合わず失敗に終わりましたが、翌年は7キロの種から70キロの収穫に成功。 現在は年間30トンを収穫しており、一部を市内スーパーで販売しています。
しかし精麦の過程で課題となったのが、大量に残るぬかでした。ぬかにも食物繊維やビタミンE・B群が豊富に含まれていますが、これまでは家畜の飼料にするしかありませんでした。かねて親交のあったあおいSORAの社長・佐々木正人さん=写真=がこの状況を知り、「農家さんが大事に育てたものを無駄にせず、付加価値を付けて広めたい」と焙煎パウダーの製品化を企画。現在は北永が製粉を担い、焙煎・袋詰めをあおいSORAが担当しています。
製品化にあたって、ふたりは活用レシピを試行錯誤。「ヨーグルトやシフォンケーキ、カレーは大成功!でもドリップコーヒーは、粉が細かすぎてペーパーが詰まっちゃった」と小さな失敗を笑顔で振り返りつつ、楽しみながら模索しています。あおいSORAが運営するパン店「モンテデジール」(旭川市6条通7丁目)では、パウダーを振りかけたグレインクロワッサン(210円)を販売しているので、手軽にその味わいを楽しめます。
「北海道もち麦ぬかパウダー」(750円)と、「黒糖もち麦ぬかパウダー」(800円)の2種類(各120g入り)を、モンテデジールと道の駅「道草館」(東川町東町1丁目)で販売中。「いいレシピを思いついたら、ぜひ教えてください」と佐々木さん。問い合わせはモンテデジール(Tel.0166-74-3948)へ。
