全国に2万3000人以上いるという待機児童対策の切り札として、政府が2016年に取り組みを始めた企業主導型保育事業を利用した保育園が、この春、旭川で初めて開設します。

政府は2013年度から5年にわたる「待機児童解消加速プラン」を進める中で、保育施設の整備と拡充を図っています。企業主導型保育所は、会社や企業が自発的に設置・運営する保育施設で、夜間や休日シフトで働く人が多い場合も、延長、夜間、休日、時短と従業員のニーズに合わせて柔軟に対応できるのが特徴。設置した一社だけで利用することはもちろん、複数の企業が共同で設置したり、一社が設置した施設を他企業のスタッフが利用することも可能です。さらに任意で、定員の半数まで地域の待機児童など保育が必要な子供を受け入れできます。

4月10日に開園するうれしぱ保育園(旭川市5条通12丁目)の場合は、旭川市内で整骨院を営む(有)椿サポートが設置者となって、現在までに近隣の医療機関を含む4社と利用契約を結んでいます。運営は新設のうれしぱ保育サービス(株)が受託。19人の定員のうち、現段階で10人ほどの入園予約が入っています。同時に地域の待機児童らも募集しています。

園長は、自衛官から保育士に転職後10年以上のキャリアを持つ鶴間雅之さん(41)。「認可外ではありますが、保育士の配置などについて認可保育園とほぼ同等の運営基準を設けています。野山で遊んだり、リトミックで豊かな感性を育んだり、育てた野菜や採ってきた山菜を料理して食べたりと、遊びを通して、ダイナミックに人間の根っこを育てたい」と目標を語ります。見学は3月10日以降可能。問い合わせは、うれしぱ保育園(☎090・1389・1229)へ。