
クリーニング店やコインランドリーを運営するスガイランドリー株式会社の代表、菅井謙敬(のりひろ)さんが、旭川で初めてジーンズソムリエの資格を取得しました。「ジーンズは、フィジカルでプリミティブでフェティッシュ。旭川でその魅力を広める活動をしていきたい」と喜びを語ります。
ジーンズソムリエは国産デニム生地の一大生産地、岡山県倉敷市で県や市、繊維関連企業などが出資する一般社団法人倉敷ファッションセンターが認定する民間資格です。ジーンズの魅力や価値を伝えるプロフェッショナルな人材を育成するため、2013年から毎年認定試験が実施されていて、旭川では菅井さんが初めての資格取得者となりました。試験内容は、ジーンズの歴史や素材、縫製、流通などの幅広い知識を問うもので、これまで全国で3820人、道内では22人が合格しています。
同社では2年前から、通常のクリーニングサービスに加え、倉敷市の染色工場と提携して、手持ちの衣料や服飾雑貨をインディゴや黒で染め直すサービスを行っています。この取り組みをきっかけに菅井さん自ら現地に赴き、繊維加工業者やジーンズの製造現場を視察するなどして、交流を続けてきました。その中でこの資格を知り、「ジーンズに対する知識をさらに深めたいと思い受験しました」と経緯を話します。
もともと作業着から始まったジーンズは、現在では単なるカジュアルウェアとしてだけでなく、ドレス仕立てやビジネスウェア、ダメージ加工など多様化が進んでいます。高級衣料を揃えるラグジュアリーブランドからも定番アイテムとして販売されることも多く、「自宅での洗濯ではなく、プロによるクリーニングが適切な場合が増えています」と菅井さん。こうした需要に「製造や販売に携わる人たちだけでなく、商品が提供された後の保守やメンテナンスを担う我々こそが、このような資格を積極的に取得して、確かな知識をもとに作業を進めていけるようにしていきたい」と力を込めます。問い合わせは同社(Tel.0166-52-9211)まで。