旭川ゆかりの詩人・小熊秀雄にちなみ、優れた現代詩集に贈られる「第59回小熊秀雄賞」に、浜松市の生駒孝子さんの詩集「光る轍(わだち)」が選ばれました。

全国から寄せられた122点の中から選出された本作は、生駒さんにとって初の詩集です。30歳で運送会社に就職し、長年ドライバーとして家計を支えてきた生駒さんが、昨年の定年退職を機に書き溜めてきた70編を自費出版しました。

ドライバーとして働く中で感じた日々のささやかな幸せや理不尽を、等身大の目線で真っ直ぐに描いた作品の数々。読みやすく心に届く文体で、詩集としては異例の売れ行きを見せています。生駒さんは「低く見られがちな運転手の仕事の一端を知っていただけたことは励みになる。今後も業界を労働者の視点から表現したい」と語ります。

贈呈式は5月30日(土)午後3時から、アートホテル旭川(旭川市7条通6丁目)で開かれます。第53回受賞者の長田典子さんによる記念講演も予定。参加費は700円。申し込みは事務局の工藤さん(Tel.090-7510-1796)へ。