
林業を営みながら、伐採した樹木の端材で製品開発や空間デザインも手掛けるwaft株式会社(旭川市)が、旭川の木・ナナカマドを使用したフレグランススプレー「ナナカマド セントオブアサヒカワ」を開発しました。地域限定商品として旭川駅や旭川空港、道の駅あさひかわで販売しています。
環境保全型の林業を実践する同社は、枝や葉などの未利用資源を活用した製品開発を通して、持続可能な林業の実現を目指しています。
その一環として始まったのが、香りで地域のブランド力を高める「セントオブホームタウン」プロジェクトです。地域の自然や文化、アイデンティティを香りで表現し、新たな名産品として世界に発信します。代表取締役の齊藤紗輝さん=写真左=は、「香りがまちを訪れた人の記憶を呼び起こし、再訪のきっかけになればうれしい」と話しています。
第1弾の「ナナカマド セントオブアサヒカワ」は、剪定後、廃棄されるはずだった枝葉を使用することで、旭川の自然環境を守りながら商品化を実現しました。ナナカマドのフローラルウォーターをベースに、数種類のエッセンシャルオイルを調合した甘くフレッシュな香りで、リネンやファブリックのほか、ルームスプレーとしても使えます。
旭川工業高等専門学校と共同で成分分析を行う産学連携にも取り組んでおり、今後は製造、流通、販売に関わる人を増やし、雇用機会の創出など地域課題の解決にもつなげます。枝葉の採取から蒸留までを行うフレグランス制作体験や調合ワークショップも計画中。問い合わせは同社(Tel.090-3890-1775)へ。